「運動の秋」って本当?暑い夏より、秋にからだを動かしたくなる理由

「スポーツの秋」「運動の秋」。秋になると、毎年のように聞く言葉です。
でも、考えてみると少し不思議です。秋になったからといって、急に運動が得意になるわけでも、体力が増えるわけでもありません。
それなのに、真夏のころより「ちょっと歩こうかな」「久しぶりに運動しようかな」と感じる日が増えることがあります。
私自身、暑い日は外へ出るだけでも少し億劫になります。運動は好きでも、気温や湿度が高い中で無理をしてまで動きたいとは思いません。
だから秋になって、外へ出たときに「あ、今日は歩きやすい」と感じると、それだけで少しうれしくなります。
「運動の秋」は、がんばって運動を始める季節というより、からだを動かすハードルが少し下がる季節なのかもしれません。
目次
夏に動けなかったことを、取り戻さなくていい
暑い夏。
外へ出る時間を短くしたり、ウォーキングを控えたり、家で過ごす時間が増えたり。いつもより活動量が減った人もいると思います。
でも、秋になったからといって、その分を取り戻そうとする必要はありません。
「夏に運動できなかったから、秋から毎日運動しよう」
「最近歩いていなかったから、まず1万歩」
そんなふうに急にペースを上げると、運動そのものが負担になってしまうこともあります。
久しぶりに動くなら、まずは少し。
10分歩く。
軽くストレッチする。
久しぶりに好きなレッスンへ行く。
動いた翌日に「ちょっと気持ちいいな」と思えるくらいから始めるほうが、私は続けやすいと思っています。
秋になっても、まだ暑い日はある
9月は「秋」といっても、まだ夏のように暑い日があります。
特に日中は気温が高くなることもあるため、「秋だから運動しやすいはず」と決めつけないことも大切です。
暑い日は朝や夕方を選ぶ。
屋外ではなく室内で動く。
今日はやめておく。
季節ではなく、その日の気温と自分の調子を見て決める。
秋の運動も、そこは夏と同じです。
涼しくなると、「歩く」が少し身近になる
秋になって私が一番取り入れやすいと思うのは、特別なトレーニングではなく「歩くこと」です。
駅まで歩く。
買い物へ行く。
ランチのあとに少し遠回りする。
休日に散歩する。
真夏なら「できるだけ日陰を」「なるべく短時間で」と思っていた道も、気温が落ち着くと景色を見る余裕が出てきます。
空の色が少し変わっていたり、風が涼しくなっていたり。そんな季節の変化を感じながら歩くと、「運動している」という感覚があまりなくても、自然にからだを動かせます。
お気に入りのスニーカーを履いて出かける。それだけでも、秋の運動のきっかけになります。
「運動=トレーニング」だけではない
運動という言葉を聞くと、
ランニング。
筋トレ。
ジム。
スポーツ。
そんなものを想像しがちです。
もちろん、それらも運動です。でも、からだを動かす方法はもっとたくさんあります。
ウォーキングもあれば、ヨガやピラティスもあります。
音楽に合わせて踊るダンスエクササイズもあります。
スタジオレッスンが好きな人もいれば、自宅で動画を見ながら動くほうが気楽な人もいます。
家事をしたり、出かけたりすることも、座ったままでいるよりは日常の活動量につながります。
だから、「運動を始める」と考えるより、
今より少し、からだを動かす時間を増やしてみる。
それくらいから考えてみてもいいと思います。
秋だからこそ、「自分が楽しい運動」を探してみる
せっかく動きやすい季節になるなら、私は「効率がいい運動」だけではなく、自分が楽しいと思える運動を探してみてほしいと思っています。
運動は、続けなければ意味がない。そう言われることがあります。でも、「続ける」ことを最初から目標にすると、途端に宿題のようになってしまいます。
私自身、運動は好きですが、どんな運動でも好きなわけではありません。
音楽に合わせて動くのが楽しい日もあります。
しっかり汗をかきたい日もあります。
ヨガのようにゆっくり動きたい日もあります。
その日の気分によって、やりたいことも変わります。
だから、
「何なら続けられるだろう?」
より先に、
「何をやったら楽しいだろう?」
と考えてみる。
秋は、新しい運動を試すにもいいタイミングです。
ジムやスタジオへ行くのもひとつの選択肢
ひとりではなかなか運動する気になれない人なら、ジムやフィットネススタジオを利用する方法もあります。
決まった時間にレッスンへ行く。
音楽が流れる場所で動く。
周りの人と一緒に汗をかく。
そういう環境そのものが、運動のきっかけになる人もいます。
ヨガ。
ピラティス。
ダンス。
格闘技系エクササイズ。
筋力トレーニング。
今は運動の選択肢もたくさんあります。
「運動不足だからジムに行かなきゃ」ではなく、
ちょっと面白そうだから、一度やってみる。
そんな選び方でもいいと思います。
家で動くなら、「始めるまで」を短くする
外へ出るのが面倒な日は、自宅で動く方法もあります。
動画を見ながらストレッチをする。
オンラインフィットネスを利用する。
軽い筋トレをする。
家での運動のよさは、着替えや移動に時間をかけずに始められることです。
一方で、「いつでもできるから、あとでやろう」となりやすいのも自宅運動。
だから私は、家で動くなら「30分しっかり運動する」より、
5分でも10分でも、とりあえず始められるもの
を持っておくと便利だと思っています。
次に使ってみようと思っているのが、家で使えるステッパーです。外へ出なくても、ちょっとした時間に足を動かせる。実際に生活の中へ置いてみて、「家で少しだけ動く」という選択肢が増えるのか。
これはしばらく使ってみて、改めて書いてみたいと思っています。
数字があると、動くきっかけになる人もいる
最近、私自身がもうひとつ面白いと感じているのが、スマートウォッチです。
以前は運動中の心拍数を見るために使っていましたが、リモートワーク中心の生活になった今、改めて使ってみると「普段どのくらい動いているか」が見えるようになりました。
今日はほとんど歩いていない。
今日は意外と歩いている。
長い時間、座りっぱなしになっている。
感覚だけでは気づかなかったことが、数字になるとわかりやすくなります。
数字を見るのがストレスになる人なら、もちろん無理に使う必要はありません。でも、記録を見ることが楽しい人にとっては、それ自体が「少し歩いてみようかな」というきっかけになることがあります。
運動を続けるスイッチは、人によって違います。
音楽かもしれない。
お気に入りのウェアかもしれない。
友人と一緒に行くことかもしれない。
スマートウォッチの記録かもしれない。
自分のスイッチが何なのかを知ることも、運動との付き合い方のひとつです。
「運動の秋」を、運動を好きになるきっかけに
秋になったから運動しなければいけない。
そう考えると、「運動の秋」という言葉もちょっと窮屈です。
でも、
外が歩きやすくなった。
久しぶりにスニーカーを履きたくなった。
新しいスタジオがちょっと気になる。
家でできる運動を試してみたい。
そんな小さなきっかけが増える季節だと思えば、少し印象が変わります。
運動は、からだのためだけにするものではありません。
好きな音楽で動いて気分が晴れたり、外を歩いて季節を感じたり、できなかった動きができるようになってうれしくなったり。「楽しい」があるから、またやりたくなることもあります。
今年の秋は、「何をすれば一番効率よく運動できる?」ではなく、
「私は、どんなふうに動くとごきげんなんだろう?」
から探してみる。そんな「運動の秋」も、いいのではないでしょうか。
☕ Irisのひとこと|秋だから、ちょっと動いてみる
涼しい風を感じると、少し遠くまで歩きたくなる。
そんな気持ちも、十分な「運動したい」のサインなのかもしれません。
この秋も、楽しいと思える動き方を探してみたいです。
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