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日が短くなると、なんとなく急かされる。秋の夕方を心地よく過ごす小さな習慣

秋の夕方、仕事を終えて温かい飲み物でひと息つく女性
Artwork by Iris / Karada Cafe
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夏にはまだ明るかった時間なのに、気づけば外が暗くなっている。

パソコンから顔を上げて窓を見ると、「え、もうこんな時間?」と少し焦ることがあります。時計を見れば、まだ17時台。

仕事が終わったら夕食を考えて、お風呂に入って、明日の準備をして。
やりたいこともまだあるのに、外が暗くなっただけで、なぜか一日が終わりに近づいたような気持ちになります。

秋になると日が短くなることは、毎年わかっているはずなのに。それでも私は、この時期になると「夕方ってこんなに早かったっけ」と思います。そんな秋の夕方は、急いで夜へ進むのではなく、ほんの少しだけ「切り替える時間」を作ってみてもいいのかもしれません。

目次

秋になると、夕方の時間が急に短くなったように感じる

季節が夏から秋へ進むと、日の入りは少しずつ早くなります。

東京では夏至の頃には19時前後まで明るさが残りますが、秋分の頃になると日の入りは17時台。
さらに秋が深まるにつれて、夕方の明るい時間は短くなっていきます。

時計の一時間は変わっていないのに、外が暗くなる時間が早まるだけで、一日の感覚は意外と変わるものです。

夏なら「仕事が終わったあと、ちょっと買い物へ行こう」と思えた時間でも、外が暗いとそのまま家に帰りたくなることがあります。

在宅ワークなら、もっとわかりやすいかもしれません。夕方まで仕事に集中していて、ふと窓を見たら真っ暗。昼から夜へ切り替わる時間を飛ばしてしまったような、不思議な感じがあります。

「暗くなった=今日は終わり」ではありません

外が暗くなると、無意識に「もう夜」と感じます。

でも17時や18時なら、そこから寝るまでにはまだ何時間かあります。

夕食を食べる。
お風呂に入る。
好きなドラマを見る。
本を読む。
家族と話す。
ストレッチをする。
何もしないでぼんやりする。

その時間も、一日の大切な一部です。

「もう暗いから、今日も終わり」ではなく、

ここから夜の時間が始まる。

そう捉え直してみるだけでも、秋の夕方の感じ方は少し変わる気がします。

仕事から夜へ、いきなり切り替えなくてもいい

仕事が終わった瞬間に、

夕食を作る。
洗濯物を取り込む。
買い物へ行く。
お風呂を準備する。

次のタスクへそのまま移る日もあります。忙しい日は、それで精いっぱいですよね。

でも毎日それを繰り返していると、仕事が終わったのに、ずっと何かに追われているような感覚になることがあります。だから秋の夕方には、5分でも10分でも、仕事と夜の間に小さな区切りを作ってみます。

何か特別なセルフケアをする必要はありません。

パソコンを閉じる。
飲み物を入れる。
部屋着に着替える。
窓を開けて少し外の空気を感じる。

それだけでも十分です。

在宅ワークこそ「仕事を終える動作」を作る

通勤していると、会社を出て、駅まで歩いて、電車に乗って家へ帰ります。この移動時間が、知らないうちに仕事から生活へ切り替える時間になっていることがあります。

在宅ワークには、その移動がありません。パソコンを閉じた場所が、そのまま夜を過ごす部屋。便利な反面、仕事と自分の時間の境目が曖昧になりやすいところがあります。

そんな日は、

デスクの上を簡単に片づける。
仕事用のマグカップをキッチンへ持っていく。
一度外へ出て、近所を少し歩く。
仕事用の服から部屋着へ着替える。

何かひとつ「仕事はここまで」という動作を決めておくと、気持ちを切り替えやすくなります。

大げさなルーティンではなく、自分の中の小さな退勤です。

部屋の明かりを変えると、夕方から夜へ移りやすくなる

秋の夕方に気になるのが、部屋の明るさです。外は暗くなっているのに、仕事中と同じ明るい照明のまま。それでは、時間だけが夜になっても気分は仕事中のままかもしれません。

仕事が終わったら、デスク周りの照明を消して、リビングの明かりへ。夜が深くなったら、少し落ち着いた明るさへ。照明を変えるだけでも、「仕事の時間」「夜の時間」という区切りを作ることができます。

暗くすることが目的ではありません

夜は照明を暗くしたほうがいい、と聞くことがあります。でも、まだ夕食を作ったり、家事をしたりする時間なら、必要な明るさは確保したいところです。

無理に暗い部屋で過ごす必要はありません。大切なのは、明るさそのものよりも、「仕事中と同じ環境のまま夜まで過ごしていないかな」と一度見てみること。

デスクライトを消す。
白く明るい照明から、リビングの照明へ移動する。

それだけでも十分な切り替えになります。

温かい飲み物を「夜の始まり」にしてみる

秋になると、冷たい飲み物より温かいものを選びたくなる日が少しずつ増えてきます。

仕事が終わったら、お湯を沸かす。コーヒーでも、お茶でも、ハーブティーでも。
ただし睡眠が気になる人は、夕方以降のカフェイン量には少し気をつけたいところです。

飲み物を入れている数分は、何もしていないようで、意外といい区切りになります。

お湯が沸くのを待つ。
カップに注ぐ。
少し冷めるまで待つ。

スマホを見ながらでもいいし、何もせずぼんやりしていてもいい。

「仕事が終わったから、次は夕食を作らなきゃ」

ではなく、「仕事が終わったから、まず一杯飲もう」そんなワンクッションがあるだけで、夜の始まりが少し穏やかになります。

秋だから楽しめる一杯を選ぶ

温かい飲み物がおいしく感じられるようになるのも、秋の好きなところです。

ハーブティー。
黒豆茶。
ほうじ茶。
白湯。

香りを楽しみたい日もあれば、ただ温かいものが飲みたい日もあります。

毎日同じでなくてもいい。「今日は何を飲もうかな」と選ぶ時間そのものが、仕事とは違う頭の使い方になります。ほんの数分ですが、こういう小さな楽しみを夕方に置いておくのもいいものです。

「夕方ルーティン」は全部やらなくていい

ルーティンという言葉を使うと、

毎日同じ時間に、
同じ順番で、
同じことを続ける。

そんなイメージがあります。でも、この記事でいう夕方ルーティンは、そこまできっちりしたものではありません。

今日は着替えるだけ。
明日は温かい飲み物を飲む。
天気がよければ少し歩く。
疲れていたら、そのままソファに座る。

その日の自分に合わせて選べるくらいで十分です。

たとえば、

・パソコンを閉じてデスクを離れる
・仕事着から楽な服へ着替える
・温かい飲み物を一杯入れる
・照明を仕事モードから夜モードへ変える
・5〜10分だけ外を歩く
・好きな音楽を一曲流す

この中からひとつでも。「毎日続けなきゃ」と思わないことも、続けるためには大切です。

夕方に疲れている日は、何もしない時間があってもいい

仕事が終わる17時や18時頃。一日の中でも、かなり疲れている時間です。

それなのに、

ここから夕食を作らなくちゃ。
運動もしなくちゃ。
お風呂にも入らなくちゃ。
夜を有意義に過ごさなくちゃ。

と予定を詰め込むと、せっかくの夜まで「やること」でいっぱいになってしまいます。

からだカフェでセルフケアの記事を書いていると、私自身も「これもやったほうがいい」「あれもおすすめ」と、つい増やしたくなります。でも、何もしないことも選択肢のひとつです。

帰宅したら5分座る。
在宅なら仕事を終えて一度ソファへ移動する。

スマホを見てもいい。
ぼーっとしてもいい。

そのあと少し動けそうなら動く。

休んでから夜を始める日があってもいい。

特に疲れている日は、それがいちばん必要な夕方ルーティンかもしれません。

秋の夕方は「短くなった」のではなく、過ごし方が変わる時間

夏には19時近くまで明るかった空が、秋にはずいぶん早く暗くなります。

毎年繰り返している季節の変化なのに、そのたびに少し寂しく感じたり、時間が足りないように感じたりします。

でも、一日そのものが短くなったわけではありません。外が暗くなってからにも、ちゃんと自分の時間はあります。

仕事を終えて、少し休む。
温かいものを飲む。
部屋の明かりを変える。
楽な服へ着替える。

ほんの小さな区切りを作るだけで、「もう今日が終わっちゃう」から、「さて、ここから夜」へ。

秋の夕方を急いで通り過ぎず、昼と夜の間にある時間として少し楽しんでみる。日が短くなる季節だからこそ、そんな過ごし方もいいのかもしれません。

☕ Irisのひとこと|「もう夜」から「ここから夜」へ

窓の外が暗くなると、なぜか時間までなくなったような気がします。
でも時計を見ると、思っていたよりまだ早い。
「もうこんな時間」ではなく「まだこんな時間」と思えたら、秋の夜が少し長く感じられそうです。


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