傷跡が薄くなるまで、こんなに時間がかかるなんて知らなかった|開腹手術から5年半たって気づいたこと

5年半前、子宮筋腫の手術をしました。
腹腔鏡ではなく開腹手術だったので、おへその下から、10センチくらいの傷跡があります。
それまで私は、大きなケガや手術をしたことがありませんでした。
だから正直、「傷跡って、そのうち自然に目立たなくなるもの」くらいに思っていたんです。
でも実際は、思っていたよりずっと、ずっと長い時間がかかりました。
目次
手術後の傷跡って、こんなにゆっくり変わるんだ
術後しばらくは、傷跡を保護する専用のテープのようなものを貼っていました。
傷がきれいに治るように、摩擦や刺激を減らすためのものだったと思います。
その頃は、「これを貼っていれば、そのうち落ち着くんだろうな」くらいの感覚でした。
でも、1年経っても、傷跡は赤ピンクっぽいまま。テープは、かぶれたりしたこともありいつしかはらなくなりました。
2年経っても、そこまで大きく変わった感じはなくて、
「ひょっとして、傷跡ってこのままなのかな?」
と思った記憶があります。
もちろん、痛みが続いていたわけではありません。
ただ、“傷跡そのものが変化していくスピード”に、すごく驚きました。
しかも当時は、「数年単位で変わっていく」という感覚がまったくなかったんです。
手術って、術後しばらく安静にして、傷が閉じれば終わりだと思っていました。
だから、まさか5年以上かけて少しずつ変わっていくとは、本当に思っていませんでした(笑)
傷跡に対して、ネガティブだったわけではない
よく傷跡の話というと、
「ショックだった」
「隠したかった」
「見るのがつらかった」
という方向で語られることも多い気がします。
でも私は、そこまで強いネガティブな気持ちはありませんでした。
むしろ、
「体って、ちゃんと回復しようとしてるんだな」
という感覚のほうが近かった気がします。
ただ、“数ヶ月で落ち着くもの”だと思っていたので、
「えっ、年単位なんだ…」
という驚きのほうが大きかったんです。
しかも、数ヶ月ではほとんど変化がわからず、数年単位で見ると、少しずつ変わっていく。
最近になってようやく、
「あ、前より薄くなってるかも」
と思えるようになって、薄くなっていくんだぁ〜って、なんだか少し、ほっとしました。
5年半たった時点で、薄い茶っぽい感じです。おそらくあと数年たったら、皮膚の色と同じくらいになるのではないかと…
傷跡がなくなったわけではないけれど、“変化している”と感じられたことが、自分の中では大きかったのかもしれません。
「治る」と「なじむ」は、少し違うのかもしれない
手術後って、病気や術後の経過については説明を受けても、
“傷跡がどう変化していくか”
については、案外あっさりしていることも多い気がします。
だから私は、傷が閉じて、日常生活に戻れたら、「もう終わり」だと思っていました。
でも実際には、そこから先も、体の回復って静かに続いていたんですよね。
赤みが少し引いたり、
質感が変わったり、
周囲の皮膚になじんできたり。
消えるというより、
“時間をかけてなじんでいく”
という感覚に近いのかもしれません。
同じように、術後の傷跡を見ながら、
「これっていつ変わるんだろう」
と思っている人も、きっと少なくないんじゃないかなと思います。
だからもし今、傷跡がまだ赤かったり、思ったより変化がなくて不安になっている人がいたら、
「数年かけて、少しずつ変わることもある」
という私のような人もいる事実を、そっと伝えたくて、この記事を書きました。
もちろん、傷跡の経過には個人差があります。
もし強い痛みや赤み、違和感、不安が続く場合は、無理せず病院で相談してくださいね。
傷跡を見るたびに、手術した頃のことを思い出す日もあります。
でも最近は、“傷”というより、
「ちゃんと回復してきた時間の跡」
みたいに感じることも増えました。
体って、自分が思っている以上に、長い時間をかけて整っていくものなのかもしれません。
☕ Irisのひとこと|体が回復するスピード
手術後って、「もう普通に生活できる」がゴールだと思っていました。
でも実際には、そこから先も、体は静かに回復を続けていたんですよね。
数年後に、ようやく気づく変化もあるんだなと思いました。
