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夏こそ温活!冷え対策で体調不良を防ぐ食事法とおすすめレシピ

“夏こそあったかいもの”が効く理由|内側からととのう食習慣 FOOD|食べる
Illustration by Iris / Karada Cafe
FOOD|食べる

暑い夏こそ、実は「温活」が必要だということをご存知ですか?

冷房の効いた室内と猛暑の屋外を行き来し、冷たい飲み物やアイスクリームばかり摂っていると、気づかないうちに内臓が冷えて体調不良の原因となってしまいます。

私も、夏の冷え対策の大切さを実感しています。今回は、夏に温活が必要な理由と、簡単にできる温かい食事法をご紹介します。

なぜ夏に「冷え性」になるのか?原因を解説

夏特有の冷えの原因

夏の冷えは、以下のような要因が重なって起こります:

外的要因

  • エアコンの効いた室内での長時間の滞在
  • 室内外の激しい温度差(10℃以上の差)
  • 薄着による体の冷え

内的要因

  • 冷たい飲み物・食べ物の摂りすぎ
  • アイスクリーム、かき氷などの頻繁な摂取
  • 生野菜サラダ中心の食事

夏の冷えが引き起こす体調不良

内臓が冷えることで、以下のような症状が現れます:

✓ 胃腸の働きが低下し、消化不良や下痢を起こしやすくなる
✓ 自律神経のバランスが崩れ、イライラや不眠の原因に
✓ 手足の末端が冷たくなる
✓ 慢性的な疲労感・だるさが続く
✓ 免疫力の低下で夏風邪をひきやすくなる

これらの症状に心当たりがある方は、夏の「隠れ冷え性」かもしれません。

夏の温活が体に良い理由とメカニズム

温活で得られる効果

体を内側から温めることで、以下のような効果が期待できます:

消化機能の改善 内臓が温まることで胃腸の働きが活発になり、消化吸収がスムーズに行われます。

血行促進 温かい食べ物は血管を拡張させ、全身の血行を良くします。これにより、栄養や酸素が体の隅々まで行き渡ります。

自律神経の安定 温かい食事は副交感神経を優位にし、リラックス効果をもたらします。質の良い睡眠にもつながります。

発汗による体温調節機能の向上 適度に体を温めることで、自然な発汗が促され、体温調節機能が正常に働きます。

今日から始める!夏の温活食事法【3つのポイント】

① 朝一番の「温かい飲み物」習慣

起床後の白湯で内臓を目覚めさせる

朝起きたら、まずは温かい白湯を一杯飲みましょう。内臓を優しく温め、1日の代謝をアップさせます。

おすすめの朝の温かい飲み物

  • 白湯(50℃程度のぬるま湯から始めてOK)
  • しょうが紅茶(代謝アップ効果も期待)
  • ルイボスティー(ノンカフェインで胃に優しい)
  • 梅湯(クエン酸で疲労回復効果)

② 昼食・夕食に「温かいスープ」をプラス

冷たい麺類やサラダが中心になりがちな夏の食事でも、温かい汁物を一品加えるだけで内臓の冷えを防げます。

夏におすすめの温かいスープレシピ

【夏野菜の味噌汁】

  • なす、トマト、オクラなどの夏野菜
  • わかめ、豆腐
  • 味噌(発酵食品で腸内環境も改善)

【しょうが入り鶏スープ】

  • 鶏ささみ(たんぱく質補給)
  • しょうが(体を温める効果)
  • 野菜(キャベツ、人参など)

【トマトと卵の中華スープ】

  • トマト(リコピンで抗酸化作用)
  • 卵(良質なたんぱく質)
  • ねぎ、ごま油で風味アップ

③ 夜は「温活ごはん」でリセット

1日の疲れを癒し、質の良い睡眠につなげるために、夕食は温かい料理を中心にしましょう。

夜におすすめの温活レシピ

【なすの煮びたし】

  • なすを出汁で煮込み、しょうがを効かせて
  • 作り置きも可能で忙しい日にも便利

【湯豆腐】

  • 豆腐、白菜、しいたけなどをコンブ出汁で
  • ポン酢やごまだれでさっぱりと

【しょうが入り豚汁】

  • 豚肉、根菜類をたっぷりと
  • しょうがで体を芯から温める

温活に効果的な食材・調味料一覧

体を温める食材

薬味・香辛料

  • しょうが:血行促進、発汗作用
  • にんにく:血管拡張、代謝アップ
  • ねぎ:体を温め、風邪予防にも
  • 唐辛子:カプサイシンで発汗促進

根菜類

  • 大根:消化を助け、胃腸を温める
  • 人参:βカロテンで免疫力アップ
  • ごぼう:食物繊維で腸内環境改善

発酵食品

  • 味噌:体を温め、腸内環境を整える
  • 納豆:たんぱく質と発酵効果
  • キムチ:乳酸菌と唐辛子のダブル効果

温活を続けるための気になるポイント

毎日温かいものを食べないといけない?
毎食すべてを温かくする必要はありません。1日のうち1〜2回、温かい食事を取り入れるだけでも効果的です。無理をせず、できる範囲で続けることが大切ですね。

冷たいものは我慢しなきゃダメ?
完全に我慢する必要はありません!夏の楽しみでもありますから。ただし、冷たいものを摂った後は、温かい飲み物で内臓を温めるなど、バランスを意識してみてください。

外食が多い場合はどうしたらいい?
外食でも工夫次第で温活は可能です。温かいスープやお味噌汁をプラスオーダーしたり、温かいお茶を飲むなど、メニュー選びで意識してみましょう。

まとめ:夏こそ温活で健康的な体づくりを

夏の冷え対策は、一時的な対処法ではなく、健康的な生活習慣として継続することが大切です。

温かい食事を取り入れることで、以下のような変化を実感できるはずです:

  • 朝の目覚めがスッキリする
  • 冷房による体調不良が減る
  • 夏バテしにくくなる
  • 睡眠の質が向上する
  • 消化不良が改善される

暑い夏だからこそ、体の内側から温める「温活」を意識して、心地よい毎日を過ごしてくださいね。

💬 Irisのひとこと|温活は、自分へのやさしいギフト♡

最初は「夏に温かいもの?」と違和感があるかもしれませんが、続けてみると体の変化を実感できるはず。私も暑い日にホッと温かいお味噌汁を飲んだとき、「あぁ、体が求めていたのはこれだったんだ」と感じることがあります。

冷たいものを楽しむのも夏の醍醐味ですが、それと同じくらい温かいものを大切にして、からだの声に耳を傾けてみてくださいね。


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