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薬膳スープレシピ3選|季節の不調を整える簡単な作り方とおすすめ食材

温かみのある色調で、美しい薬膳スープが3つ並んでいる画像。 BODY & MIND|整える
Illustration by Iris / Karada Cafe
BODY & MIND|整えるFOOD|食べる

「なんだか体がだるい」「むくみが気になる」「肌の調子がいまいち」…そんな”なんとなく不調”を感じること、ありませんか?

実は、季節の変わり目や気候の変化が体に影響を与えていることも多いんです。そんな時におすすめなのが、東洋の知恵「薬膳」を取り入れたスープ。

難しそうに聞こえる薬膳ですが、実はおうちにある身近な食材で簡単に作ることができるんです♡

今回は、季節の不調に寄り添う薬膳スープのレシピを3つご紹介します。「内側からととのう」一杯をお伝えしますね。

🌿 薬膳スープとは?初心者でも分かる基本の考え方

薬膳とは、食材そのものが持つ**「性質」や「働き」**に注目した東洋医学の知恵です。

例えば:

  • 体を温める食材(生姜、にんにく、シナモンなど)
  • 体を冷ます食材(トマト、きゅうり、豆腐など)
  • 巡りを良くする食材(玉ねぎ、青じそ、柑橘類など)
  • 潤いを補う食材(白きくらげ、梨、はちみつなど)

季節や今の体調に合わせて、こうした食材を意識的に取り入れることで、内側からバランスを整えていくのが薬膳の考え方なんです。

特にスープは、温かくて消化に良く、栄養を体に取り込みやすいので、薬膳初心者にもおすすめの調理法です。

🥣 【春〜初夏におすすめ】巡りアップ!玉ねぎとしめじの薬膳スープ

春は「肝」の季節。気の巡りが滞りやすく、イライラやゆううつ感を感じやすい時期です。

材料(2人分)

  • 玉ねぎ:1個(血の巡りを良くする)
  • しめじ:1パック(気を巡らせる)
  • にんじん:1/2本(気を補う)
  • 生姜:1片(温め効果)
  • 鶏がらスープの素:小さじ2
  • 水:400ml
  • 塩・胡椒:適量

作り方

  1. 玉ねぎは薄切り、しめじは石づきを取ってほぐし、にんじんは千切りにする
  2. 生姜はすりおろしておく
  3. 鍋に水と鶏がらスープの素を入れて沸かす
  4. 野菜を加えて10分ほど煮込む
  5. 生姜を加え、塩・胡椒で味を調えて完成

春のどんより気分や、デスクワークで凝り固まったからだにおすすめの一杯です♡

🥣【梅雨〜夏におすすめ】むくみリセット♡はとむぎとトウモロコシの薬膳スープ

梅雨の時期は湿気が多く、体内にも余分な水分が溜まりがち。むくみや重だるさを感じやすい季節です。

材料(2人分)

  • はとむぎ(乾燥):大さじ2(利水作用・美肌効果)
  • トウモロコシ:1本(胃腸をいたわる)
  • 冬瓜または大根:100g(湿を取り除く)
  • 昆布だし:400ml
  • 味噌:大さじ1
  • ごま油:少々

作り方

  1. はとむぎは30分ほど水に浸けておく
  2. トウモロコシは実をそぎ落とし、冬瓜は一口大に切る
  3. 鍋にはとむぎと昆布だし400mlを入れて20分煮る
  4. トウモロコシと冬瓜を加えて10分煮込む
  5. 味噌を溶き入れ、最後にごま油を垂らして完成

体の余分な水分を自然に排出してくれる、梅雨時期の救世主スープです!

🥣【夏後半〜秋におすすめ】潤いチャージ♪トマトと白きくらげの酸辣湯風スープ

夏の終わりから秋にかけては、エアコンや乾燥で体が潤い不足に。肌のカサつきや喉の不調を感じやすい時期です。

材料(2人分)

  • トマト:2個(体の熱を冷まし、潤いを補う)
  • 白きくらげ(乾燥):5g(潤い補給・美肌効果)
  • 卵:1個
  • 鶏がらスープ:400ml
  • 黒酢:大さじ1
  • ラー油:適量
  • 水溶き片栗粉:大さじ1
  • 塩・胡椒:適量

作り方

  1. 白きくらげは水で戻してからひと口大に切る
  2. トマトは湯剥きして一口大に切る
  3. 鶏がらスープを温め、白きくらげを5分煮る
  4. トマトを加えてさらに3分煮込む
  5. 水溶き片栗粉でとろみをつけ、溶き卵を回し入れる
  6. 黒酢、塩・胡椒で味を調え、ラー油を垂らして完成

エアコンで乾きがちな体に潤いをチャージしてくれる、美肌にも嬉しいスープです♡

🍵 薬膳スープ作りのコツとポイント

1. 火の通しすぎに注意

食材の薬膳効果を生かすために、煮込みすぎず素材の味と栄養を大切にしましょう。

2. 味付けは「おいしい」が基本

薬膳だからといって無理に苦手な味にする必要はありません。「おいしい」と感じることが一番の薬です。

3. 季節と体調に合わせて選ぶ

今の季節と自分の体調をよく観察して、必要な食材を選んでみてください。

4. 続けることが大切

週に2〜3回でも続けることで、体の変化を感じやすくなります。

おすすめ食材リスト|薬膳スープに使いやすい身近な食材

体を温める食材

  • 生姜、にんにく、ねぎ、シナモン、八角

体を冷ます食材

  • トマト、きゅうり、豆腐、緑豆もやし

気血の巡りを良くする食材

  • 玉ねぎ、らっきょう、青じそ、みょうが

潤いを補う食材

  • 白きくらげ、梨、はちみつ、ごま

胃腸を整える食材

  • 山芋、はとむぎ、トウモロコシ、かぼちゃ

これらの食材を意識して取り入れるだけでも、立派な薬膳スープになりますよ♡

💬 Irisのひとこと|薬膳は「ご自愛ごはん」なんです

薬膳って、難しい食材や厳格なルールが必要だと思われがちですが、実はそうじゃないんです。

「今日は巡らせたいな」「ちょっと潤したいな」「温まりたいな」

そんなからだの声に耳を傾けて、やさしく応えてあげる。それが私の考える薬膳です。

薬膳スープは、「からだとの対話」をサポートしてくれる心強い味方。やさしくあたたかい一杯で、体も心も少しずつ「ととのう」を育てていきましょう♡

食べることが大好きな私だからこそ、おいしくて続けられる薬膳をお伝えしたいと思っています。

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