人気記事ランキング【2025最新版】はこちら ≫≫≫

冬の“鉄不足”に気づいてる? めまい・疲れ・冷えを防ぐやさしい鉄分ケア

温かいスープを両手でそっと持っている女性の手元 FOOD|食べる
Illustration by Iris / Karada Cafe
FOOD|食べる

冬になると、いつもより“疲れやすさ”や“めまい”“ひどい冷え”が気になりませんか?
実はその症状、“鉄不足(隠れ貧血)”が原因かもしれません。

特に30〜40代の女性は、生活リズム・仕事・ホルモンバランスの影響で鉄が不足しやすく、
冬は冷えやストレスによって“さらに鉄不足が悪化しやすい季節”と言われています。

この記事では、冬に鉄不足を起こしやすい理由と、からだにやさしく続けられる“鉄分ケア習慣”をまとめてご紹介します。

冬は鉄不足(隠れ貧血)が起こりやすい季節

① 冷えで血流が悪くなる
血の巡りが悪いと、酸素がうまく運ばれず疲れやすくなります。

② 年末年始など不規則な生活で鉄が消耗
忙しさ・ストレス・睡眠不足も鉄不足の原因に。

③ 運動量が減り“だるさ”を感じやすくなる
エネルギー産生が落ち、慢性的な疲労感に。

④ ホルモン変動で鉄の需要が増える
女性は周期によって鉄を消耗しやすい時期があります。

⑤ 冬は“栄養の偏り”が起こりやすい
こってり・炭水化物中心の食生活になりやすく、鉄が不足しがち。

こうした冬の特徴が重なることで、鉄不足に気づかないまま“ゆらぎ不調”が続いてしまうことがあります。

“隠れ鉄不足”のサインに気づいていますか?

次のような症状が複数当てはまる場合、鉄が不足しているサインの可能性があります。

  • 朝がしんどい
  • めまい・立ちくらみ
  • 手足の冷え
  • 顔色が悪い
  • 気分の落ち込み
  • 集中できない
  • 寝ても疲れが取れない
  • 髪が抜けやすい

冬のメンタル不調とも重なりやすいため“季節のせいかな…”で見過ごされやすいのが特徴。

冬の疲れを防ぐ“やさしい鉄分ケア”

ここからは、今日からできる鉄ケア習慣を紹介します。

① 朝は“鉄吸収を助ける白湯+ビタミンC”

💡温めてから吸収率アップ
鉄は、からだが温まっている方が吸収されやすくなります。

● 朝のおすすめ

  • 白湯を一杯
  • あればレモンを少し絞る
  • みかんを1つ添えるのも◎

ビタミンCは鉄の吸収率を上げるサポート役。

② 冬の食卓に“鉄を含む食材”をちょっと足す

💡頑張らずに続ける鉄分ケア

取り入れやすい食材:

  • あさり
  • 赤身肉(牛・豚)
  • レバー(無理に推奨はしない)
  • 小松菜
  • ほうれん草
  • 豆類
  • 煮干し・しらす
  • ひじき
  • 納豆

無理なく続けるなら

  • 味噌汁に小松菜・豆腐
  • おにぎりにしらす・梅
  • ゆで卵を1日1個
  • ひじきの煮物を作り置き

※鉄フライパンも有効ですが、無理せず“食材で補う”方が続きます。

③ “動物性 × 植物性”を組み合わせる

💡吸収率の高い鉄と低い鉄をセットに

  • 動物性(ヘム鉄):赤身肉・魚
  • 植物性(非ヘム鉄):野菜・大豆・海藻

組み合わせることで吸収率がアップ。

例:

  • 赤身肉 × 小松菜 × レモン
  • しらす × ほうれん草のおひたし
  • 卵 × ブロッコリー

冬の体に必要なビタミンやミネラルも同時にとれます。

④ 冬こそ“胃腸にやさしい”料理で鉄を取り入れる

💡消化が弱る季節は“温かい調理”が味方

冷えで胃腸の働きが弱る冬は、温かく、消化のよい料理×鉄食材 が相性抜群。

鉄分たっぷり冬メニュー:

  • あさりの味噌汁
  • 牛肉と小松菜のやさしい煮浸し
  • ほうれん草と卵のスープ
  • ひじきと豆のあったか煮物
  • レバーが苦手なら“ささみ × ほうれん草”でOK

⑤ 夕方〜夜の“コーヒーの飲み方”を工夫する

💡知らずに吸収阻害しているケース
コーヒーに含まれるタンニンは鉄の吸収を妨げる作用があります。

対策:

  • 食事の前後1〜2時間あけて飲む
  • 食事と同時に飲まない
  • 夜はハーブティーに切り替える

冬は温かい飲み物の量が増えるため、飲むタイミングがとても大切になります。

⑥ 冬の“疲れやすさ”は鉄不足+自律神経のサイン

💡温める習慣が鉄ケアに直結
鉄が不足していると、自律神経の働きも弱まりがち。

やさしい整え方:

  • 首・お腹・腰を温める
  • 深呼吸を3回
  • 夜のスマホを短めに
  • ベッドに入る前に湯船で体を温める

“温める=巡りがよくなる=鉄が運ばれやすくなる”という好循環が生まれます。

⑦ 疲れが抜けない時は“月経周期”もチェック

特に30〜40代は、女性ホルモンのゆらぎが増えるため、月経前〜中は鉄不足の影響が出やすいタイミング。

ポイント:

  • 月経直後は“鉄の補給タイム”
  • 月経前は“温めケア”で巡りをサポート
  • 無理に運動をしすぎない

自分の周期に合わせて“やさしく足すケア”が冬は最適です。

まとめ

冬は、女性が鉄不足になりやすい季節。
冷え・疲れ・めまい・だるさの陰に“隠れ鉄不足”が潜んでいることも。

  • ヘム鉄を少しプラス
  • ビタミンCと合わせる
  • 温かいスープで吸収アップ
  • 朝に鉄を少し入れる
  • コーヒーは食後1時間あける

この“小さな積み重ね”だけで、冬のゆらぎ不調はやさしく整っていきます。

💬 Irisのひとこと|鉄分ケアは“やさしい一皿”からで大丈夫

鉄不足と聞くと難しく感じるけれど、温かいスープに卵やほうれん草をひとつ足すだけでも十分。
冬のからだに、やさしい一皿をプラスしてあげてくださいね♡


タイトルとURLをコピーしました