冬になると、なんとなく体が重く感じたり、朝からだるさが抜けなかったりすることはありませんか。しっかり寝ているはずなのに疲れが残る。そんな感覚が続くと、つい年齢や寒さのせいにしてしまいがちです。
でもその不調、実は「水分不足」が関係していることもあります。冬は汗をかきにくく、喉の渇きも感じにくい季節です。その分、知らないうちに体の中の水分が足りなくなっていることがあります。
冬は「水分が足りていない」ことに気づきにくい
冬は、夏ほど意識して水分をとらなくても過ごせてしまいます。喉が渇かない=足りている、と思いがちですが、体は呼吸や皮膚から常に水分を失っています。
さらに、暖房の効いた室内は空気が乾燥しやすく、体の中の水分も奪われやすい環境です。汗をかかない分、減っていることに気づきにくいのが冬の水分不足の特徴です。
水分が不足すると、血流や巡りが滞りやすくなり、冷えやだるさ、疲れやすさにつながることもあります。
「冷えない水分補給」が冬には大切
冬に水分をとることに抵抗を感じる理由のひとつが、「体が冷えそう」という不安です。実際、冷たい飲み物を一気にとると、内臓が冷えてしまうこともあります。
だからこそ冬は、量よりも「とり方」を意識することが大切です。体を冷やさず、やさしく巡らせる水分補給を心がけていきましょう。
冬の水分補給を整える3つのポイント
温度は「冷たくない」を基準にする
冬の水分は、常温〜ほんのり温かいくらいが目安です。白湯や温かいお茶、スープなどは、体を冷やしにくく、内側からじんわり巡りを助けてくれます。
一度にたくさん飲まない
まとめて飲むより、少量をこまめに。コップ半分ほどを、時間をあけてとるだけでも十分です。体に負担をかけず、水分がなじみやすくなります。
タイミングを決めておく
喉が渇いてからではなく、「起きたとき」「外出前」「入浴前後」など、生活の中に水分補給のタイミングをつくっておくと、忘れにくくなります。
こんなサインがあったら、水分不足かも
冬の水分不足は、はっきりした症状が出にくいのが特徴です。次のような感覚が続いている場合は、少し意識してみてください。
・体が重く、すっきりしない
・夕方になるとどっと疲れる
・手足が冷えやすい
・肌や唇が乾きやすい
どれも、日常の中で見逃しやすいサインです。
無理なく続けるための小さな工夫
「水をたくさん飲まなきゃ」と思う必要はありません。お気に入りのマグカップを使ったり、温かい飲みものを一杯ゆっくり味わったりするだけでも十分です。
体を温めながら水分をとることは、冬のセルフケアのひとつ。がんばらず、心地よさを基準にしてみてください。
冬のだるさを、内側からやさしくほどく
冬の体の重さやだるさは、年齢や気合いの問題ではありません。少し足りていない水分を補うだけで、体の巡りや感覚が変わってくることもあります。
冷えない形で、こまめに水分をとる。それだけで、冬の毎日は少し楽になります。
冬は、知らないうちに体の中が乾きがち。 何かを足そうとする前に、温かい一口をゆっくり味わうだけで、体はちゃんと応えてくれます。



