乾燥が進む季節になると、目もとや口もとに“細かいシワ”が気になり始めること、ありますよね。
皮膚が薄く水分を保持しにくい部位だからこそ、日々の保湿ケアがとても大切。
なかでも “重ね塗り” の考え方を取り入れると、うるおいをしっかり抱え込むサポートになります。
なぜ目もと・口もとの乾燥小じわが目立ちやすいのか
●皮膚が薄く、水分を保持しにくい
目もとや口もとは皮脂腺が少なく、皮膚もとても薄いパーツ。
そのため、肌の水分を保つバリア機能が弱く、乾燥によってハリが失われやすい部分です。
●乾燥 → 収縮 → シワ化のメカニズム
肌の表面から水分が蒸発すると、角層が収縮して表面に細かい凹凸が発生。
これがいわゆる「乾燥小じわ」と呼ばれる状態です。
●表情・摩擦・紫外線などの複合要因
- 笑う・話すなどの表情の動き
- メイクやクレンジング時の摩擦
- 紫外線ダメージによる弾力低下
これらが重なり合って、“なんとなく線が見える”状態が目立ちやすくなります。
“重ね塗り保湿”の理論とメリット
●なぜ“重ねる”のか
1つの保湿アイテムだけでは、水分補給と蒸発防止を同時に叶えるのが難しいことがあります。
化粧水・乳液・クリームなどを重ねることで、うるおいを逃さない“層”を作ることができるのです。
●重ね塗りのメリット
- 保湿効果が長時間続く
- 乾燥しやすいパーツをピンポイントで守れる
- 軽い→こってりと質感を変えることで、べたつかずしっとり
●やりすぎには注意
肌が不安定なときにアイテムを多く重ねすぎると、刺激や毛穴詰まりの原因になることも。
“重ねる量”よりも“肌が心地よいか”を目安にしましょう。
実践ステップ:朝・夜の重ね塗り保湿術
🕊 朝のルーティン例
| ステップ | ポイント |
|---|---|
| 1. 洗顔 | ぬるま湯+保湿系洗顔料でやさしく汚れを落とす |
| 2. 化粧水 | 顔全体になじませたあと、目もと・口もとに“もう1滴”重ねる |
| 3. 美容液 | ビタミンC誘導体・セラミド・ペプチドなどを含むタイプがおすすめ |
| 4. 乳液 or 軽めのクリーム | 全体のうるおいバランスを整える |
| 5. アイクリーム・リップケア | 指先の腹でやさしく“置く”ようになじませる |
| 6. UVケア | SPF入りの日焼け止めで日中の乾燥を予防 |
🌙 夜のルーティン例
夜は、肌を修復する大切な時間。朝よりもリッチな質感の保湿を重ねましょう。
- クレンジング&洗顔
- 化粧水(2回重ねづけ)
- 美容液 or ナイトセラム
- 乳液
- 保湿クリーム(乾燥部位を中心に)
- アイクリーム・リップバームで仕上げ
- 仕上げに、薄くオイルを重ねて“ラップ保湿”
💡ポイント:
最後の“ハンドプレス”でじんわりと押さえると、保湿層が密着してうるおいが続きやすくなります。
おすすめ成分・アイテム選びのコツ
●保湿・バリアサポート成分
- ヒアルロン酸:水分を抱え込む力が高い
- セラミド:肌の細胞間にうるおいを閉じ込める
- アミノ酸/NMF成分:天然の保湿因子で角層をやわらげる
- ナイアシンアミド/ビタミンC誘導体:ハリ・弾力をサポート
- 植物オイル(スクワラン・ホホバ・シアバター):ラストカバーに◎
●アイクリーム・口もとケアの選び方
- 無香料・低刺激・シンプル処方を選ぶ
- テクスチャーは軽すぎず、のびのよいタイプ
- 「シワ改善有効成分」入り(レチノール・ナイアシンアミドなど)は少量ずつ使用
注意点・NG行動
- 強くこすらない(摩擦ダメージはシワの元)
- 重ねすぎてベタベタにしない(皮脂バランスが崩れる)
- 乾燥を感じてもコスメを頻繁に変えすぎない
- 就寝中の加湿・水分補給を忘れずに
💡夜は“乾燥を感じたら即ケア”を心がけるのがコツ。
気づいたタイミングでの“追い保湿”が、小じわ対策の鍵です。
まとめ
乾燥小じわは、年齢のせいだけではなく“乾燥環境+ケア不足”が重なって生じるもの。
だからこそ、日々の重ね塗り保湿で「うるおいの層」を積み重ねることが、未来のふっくら肌への近道です。
ポイントは3つ。
- 軽→重のテクスチャーで層を作る
- 優しくハンドプレスでなじませる
- 肌の調子に合わせて“引き算保湿”も意識
今日から少しずつ、“重ねる心地よさ”を感じながらケアしてみてください。
💬 Irisのひとこと|毎日の“積み重ね保湿”が未来のちがいに。
ついついサボりがちな夜でも、1分だけでも丁寧に手を添えると、肌ってちゃんと応えてくれます。









