冬になると、手先や足先が氷のように冷たくなる…。
どんなに厚着しても温まらない、そんな“末端冷え”に悩む方も多いのではないでしょうか。
冷えの原因は、実は「血流の滞り」や「筋肉のこわばり」によるもの。
今回は、自宅で簡単にできる**“巡りをよくするツボ&マッサージ”**をご紹介します。
“冷え”の根本にあるのは「血流と自律神経」
体が冷えると、血管が収縮し、血の巡りが悪くなります。
特にデスクワークやストレスが多い人は、肩や背中の筋肉がこわばって、末端まで血液が届きにくくなりがち。
さらに、自律神経のバランスが乱れることで、体温調節機能も低下してしまいます。
つまり、「温めるだけ」では不十分。
血流を整える“刺激とリラックス”の両方が必要なのです。
手の冷えに◎|“合谷(ごうこく)”のツボを刺激
場所: 手の甲側、親指と人差し指の骨が交わるくぼみ。
やり方:
- 反対の親指で、少し痛気持ちいい程度に3〜5秒押す。
- 力を抜いて5秒休む。これを5回ほど繰り返す。
→ 頭や首、肩まわりの血流がよくなり、手先の冷えに効果的。
リモートワークの合間や、家事の途中でも簡単にできます。

足の冷えに◎|“三陰交(さんいんこう)”を温めながらマッサージ
場所: 内くるぶしの頂点から指4本分上。すねの骨の後ろ側。
やり方:
- 両手でふくらはぎを包み、親指で三陰交をやさしく押す。
- 円を描くように5回ほどほぐしたあと、手のひらでふくらはぎ全体をなで上げる。
→ 下半身の血流を促進して、足先までじんわり温かく。
冷え・むくみ・生理痛の改善にもつながる女性にうれしいツボです。

“足指ストレッチ”でめぐりスイッチON
ツボ押しのあとにおすすめなのが、足指を動かすストレッチ。
- 椅子に座り、片方の足を太ももにのせる。
- 手の指を足の指の間に入れ、ゆっくり握手するように組む。
- そのまま足首をぐるぐると10回まわす。
→ 足の末端まで血流が届き、むくみもスッキリ。
冷えた夜のバスタイム後に行うとより効果的です。
続けるコツ|“ながら温活”でOK
ツボ押しやマッサージは、1回で完璧にしようとしなくても大丈夫。
テレビを見ながら、寝る前にベッドの上で…そんな“ながら温活”で続けましょう。
手足がじんわり温まると、体全体のリラックスにもつながります。
1日5分、自分の体と向き合う時間をつくってみてください。
まとめ
手足の冷えは、血流と自律神経のサイン。
温めながら、ツボやマッサージで“めぐり”を整えることで、
体の芯からじんわりと温まる感覚が得られます。
💬 Irisのひとこと|“冷え対策”は小さな積み重ねから
冷えを感じたら、その場でさっとマッサージ。
体が「気持ちいい」と感じる刺激こそ、いちばんの温活です🕯️









