冷たい風が吹きはじめ、空気が乾いてくると、肌だけでなく髪の水分もどんどん失われていきます。
「毛先がパサついて広がる」「ツヤがなくなって老けて見える」「静電気でまとまらない」──
そんな“冬の髪ストレス”を感じている人も多いのではないでしょうか。
実は、秋冬の髪は紫外線ダメージの蓄積+乾燥+摩擦のトリプルパンチで、一年の中でも最も弱っています。
日常のトリートメントだけではカバーしきれないダメージには、**週末にじっくり時間をかける“ヘアパック習慣”**がぴったり。
自分の髪と向き合う数分が、翌週のコンディションを左右します。
秋冬に髪が乾燥・パサつく理由
乾燥の原因は「環境」と「生活習慣」の両方にあります。
1. 湿度の低下
秋から冬にかけて湿度は50%以下に。髪内部の水分が蒸発し、キューティクルが開いたままに。
2. 暖房による乾燥
エアコンやストーブの温風が、髪表面の油分を奪います。特にオフィスで長時間過ごす人は要注意。
3. 摩擦・静電気
マフラーやニットとこすれるたびに静電気が発生。枝毛・切れ毛の原因に。
4. 間違ったケア習慣
熱すぎるお湯やドライヤーの当てすぎ、強いブラッシングも乾燥を悪化させます。
👉 これらが積み重なると、髪の内部がスカスカになり、ツヤを失ってしまうのです。
週末ヘアパックのメリット
週に一度の「集中保湿タイム」を設けるだけで、髪の印象がガラリと変わります。
- 内部補修:ダメージホール(髪内部の空洞)を埋め、うるおいを閉じ込める
- 外側コート:キューティクルを整え、光を反射するツヤ髪へ
- 頭皮リセット:マッサージで血行促進、ハリ・コシUPにも
トリートメントとヘアパックは似ていますが、ヘアパックはより高濃度で補修力が高いのが特徴です。
忙しい平日を終えた週末、少しだけ時間をかけて“ご褒美ケア”をしてあげましょう。
自宅でできる♡週末ヘアパックのやり方
Step ① 髪を洗ってタオルドライ
シャンプー後、水気を軽く拭き取ります。びしょびしょの状態では成分が浸透しにくいため、タオルでしっかり水分オフ。
Step ② ヘアパックをなじませる
毛先から中間に向かって、手ぐしを通すように。
髪全体を両手で包み込むようにして、摩擦を避けながらなじませましょう。
Step ③ 蒸しタオルで5〜10分保温
温かい蒸しタオルを頭に巻き、ラップで覆うと保温力UP。
熱の力でキューティクルが開き、成分が深部まで浸透します。
Step ④ ぬるま湯で丁寧にすすぐ
熱すぎるお湯はせっかくの潤いを奪うので、38℃前後が理想。
すすぎ残しはベタつきの原因になるため、耳の後ろや襟足まで丁寧に。
Step ⑤ 仕上げにヘアオイルを一滴
ドライヤー前に毛先へなじませ、熱ダメージをブロック。
乾いたあとも指通りがなめらかで、ツヤが長持ちします。
蒸しタオルの作り方(自宅で簡単)
方法①:電子レンジを使う(いちばん手軽)
- フェイスタオル(綿100%)を水でしっかり濡らし、軽くしぼります。
- 耐熱皿にのせてラップをかけ、電子レンジ(600W)で約1分温めます。
- 取り出すときはやけどに注意し、40〜45℃くらいの「気持ちよいぬる熱さ」まで冷まします。
- 髪を包んだら、上からドライヤーキャップやタオルを重ねると保温力がアップ。
👉 いちばん簡単で失敗が少ない方法です。
方法②:お湯を使う(レンジがない場合)
- 洗面器に60℃前後の熱めのお湯を入れます。
- タオルを浸してしっかりしぼります。
- 火傷しない程度に少し冷ましてから髪を包み、5〜10分キープ。
👉 熱すぎると髪や頭皮を傷めるので、必ず温度を確認しましょう。
使い方のコツ
・タオルは分厚め・長めのものを選ぶと包みやすく保温性も◎
・巻いた上からシャワーキャップやタオルターバンを重ねるとさらに効果的。
・ヘアパック後は38℃前後のぬるま湯で丁寧にすすぎ、仕上げにヘアオイルを。
+αでスパ気分に
蒸しタオルを巻く前に、洗面器のお湯にラベンダーやゼラニウムなどのアロマオイルを1〜2滴入れるのもおすすめ。
ただし、直接タオルに垂らすと刺激が強い場合があるため注意してください。
💡 熱すぎる蒸しタオルは頭皮や髪を傷めることがあります。必ず温度を確かめてから使用し、敏感肌の方は無香料で行いましょう。
おすすめの成分&アイテム選び
髪の悩み別に選ぶと、より効果を実感できます。
- 乾燥・パサつき対策:シアバター・ホホバオイル・アルガンオイル
- ダメージ補修:ケラチン・アミノ酸・セラミド
- ハリ・コシUP:コラーゲン・加水分解シルク
- 香りで癒したい人に:ジャスミン・ベルガモット・ラベンダー系

週末ヘアパック♡うるツヤ髪セレクション
週末の夜は、自分の髪をいたわる“ご褒美ケア時間”に。 乾燥やパサつきが気になる季節にぴったりの、うるおいチャージアイテムを集めました。 ヘアパックや集中トリートメント、ヘアマスク、蒸しタオル、シルクの枕カバーなど── ツヤと手触りが変わるホームケアで、髪も心もふんわりリセット♡
+αケアでツヤを育てるライフスタイル
髪の外側だけでなく、生活習慣も意識して整えると美髪はさらに育ちます。
- 枕カバーをシルク素材に変える
- ドライヤーは低温モードでゆっくり乾かす
- ビタミンB群・亜鉛・タンパク質を意識した食事をとる
- ストレスをためないことも髪の健康には大切
髪は“生活の鏡”。体を整えることが、美しい髪につながります。
髪をいたわる時間は、自分を癒す時間
週末の夜、静かな音楽を流して、ゆっくり髪をケアする。
そんな時間は、日々の慌ただしさをリセットしてくれる“心の美容習慣”です。
💬 Irisのひとこと|“髪のツヤ”は余裕のあかし
髪がツヤっとしていると、それだけで心に余裕が生まれる気がします。
週末の数分を「自分のため」に使うだけで、翌週の自分がちょっと好きになれますよ♡









