寒い季節になると、体が重く感じたり、風邪をひきやすくなったり。
そんなときこそ意識したいのが、**“腸から整える食べ方”**です。
腸は“第二の脳”とも呼ばれ、免疫細胞の約7割が集まっている場所。
日々の食事で腸をケアすることが、自然と免疫力アップにつながります。
その中でもおすすめなのが、発酵食品を使った「発酵スープ」。
体を温めながら、腸にやさしい菌を届ける一石二鳥の“免疫サポートごはん”です。
なぜ発酵スープが“免疫サポート”になるの?
● 腸のバリア機能を整える
みそや塩麹に含まれる乳酸菌・酵母は、腸内環境を整える“善玉菌”の味方。
発酵食材をスープに加えることで、腸のバリア機能が高まり、
体の中での「守る力」をサポートします。
● 温める×発酵のW効果
冷えた体は免疫機能が低下しやすいですが、温かいスープなら体の芯からポカポカ。
そこに発酵食品を合わせることで、体温と腸温の両方を高めることができます。
● 栄養吸収がスムーズに
発酵によって、たんぱく質やビタミンが分解・吸収されやすい形に。
忙しい日でも、手軽に栄養チャージができます。
基本の“発酵スープ”の作り方
🥣 材料(2人分)
- 野菜(キャベツ・にんじん・玉ねぎなど)…150g
- みそ(または塩麹)…大さじ1〜2
- だし汁またはお湯…400ml
- おろししょうが…少々
- お好みの発酵トッピング(納豆・甘酒・キムチなど)…少量
🍳 作り方
- 鍋にだし汁と野菜を入れ、やわらかくなるまで煮る
- 火を止めて、粗熱が取れたらみそ or 塩麹を溶き入れる
- 仕上げにトッピングの発酵食材を加える(納豆や甘酒は火を止めてから)
💡ポイント
・発酵菌は60℃以上で壊れやすいので、“火を止めてから”入れるのがコツ。
・味噌と塩麹を合わせると、旨味とまろやかさがアップ。
目的別・おすすめ発酵スープアレンジ
| 目的 | 発酵食材 | 野菜・具材 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 🌿 免疫サポート | 白みそ+しょうが | 大根・にんじん | 優しい甘さと温活効果 |
| 💛 腸内リセット | 塩麹+キャベツ+納豆 | たんぱく質+食物繊維で腸活 | |
| 💆♀️ 美肌ケア | 麦みそ+甘酒 | 豆乳・かぶ・しめじ | 潤いとハリをサポート |
| 🌸 デトックス | キムチ+味噌 | 豆腐・もやし・ねぎ | 代謝UP&発汗効果 |
“発酵スープ習慣”を続けるコツ
① 火を止めてから発酵食品を加える
菌の力を生かすためには温度管理が大切。
60℃以下で混ぜるのが理想です。
② 「朝スープ」で1日をスタート
朝に発酵スープを飲むと、体があたたまり、腸が活発に動き始めます。
朝食のスムージー代わりにするのも◎。
③ ストック野菜で“無理なく続ける”
冷蔵庫にある野菜でOK。
切っておけば、5分で“菌活スープ”が完成します。
からだを整える、発酵のリズム
発酵食品は、取り入れたその日よりも“続けた時間”で変化が出やすいもの。
毎日じゃなくても、週に2〜3回でもOK。
温かいスープで腸をやさしく包み込みながら、少しずつ体を整えていきましょう。
💬 Irisのひとこと|“菌のチカラは、からだのチカラ♡”
お味噌汁や塩麹スープも、立派な“発酵ごはん”。
あたたかい一杯が、体と心のエネルギーを満たしてくれます。
忙しい日ほど、湯気の向こうでほっと一息ついてくださいね。









