パソコン作業が続いた日の夕方、「目が重い」「ピントが合いにくい」「頭までぼんやりする」……そんな感覚、ありませんか?
目の疲れは、ただの”目だけの問題”ではありません。首や肩のこり、自律神経の乱れ、集中力の低下にもつながっていきます。
私自身も、記事作成や画像チェックで画面を見る時間が長い日は、夕方になると目の奥がズーンと重くなりがち。そんなときに助けられているのが、目の周りのツボをやさしく刺激するセルフマッサージです。
道具もいらず、座ったまま1〜2分でできる。今日は、PC作業の合間や夜のリラックスタイムに取り入れられる、疲れ目リセットのツボ押しマッサージをご紹介します。
PC作業で目が疲れやすい理由
画面を見続けて瞬きが減る
パソコンやスマホの画面を見ているとき、私たちは無意識に瞬きの回数が減っています。瞬きが減ると目の表面が乾きやすくなり、疲労感やかすみが生じやすくなります。
ピント調節筋が緊張しっぱなし
近くのものを見続けることで、目の中にある毛様体筋というピント調節筋がずっと緊張した状態に。この筋肉がこわばると、目の奥が重だるく感じたり、遠くを見たときにピントが合いにくくなったりします。
首・肩のこりと連動している
首や肩がこると、目への血流も低下します。逆に言えば、目が疲れると首や肩にも負担がかかる。この連鎖が続くと、全身の疲労感につながっていきます。
自律神経が乱れやすくなる
集中し続けることで交感神経が優位になり、目も体も”戦闘モード”のまま。リラックスして目を休めることができなくなります。
ツボ押しマッサージの前に大切なこと
疲れ目ケアを始める前に、いくつか押さえておきたいポイントがあります。
まず、手を清潔にしておくこと。目の周りは皮膚が薄く、雑菌が入りやすい部分です。
そして、強く押さないこと。目はとても繊細な器官なので、「効かせる」というよりも「ゆるめる」意識で行います。痛気持ちいい程度で十分です。
最後に、呼吸を止めないこと。深くゆっくりとした呼吸とともに行うことで、リラックス効果が高まります。
疲れ目をケア|目の周りのツボ押しマッサージ
ここからは、具体的なツボの場所と押し方をご紹介していきます。どのツボも1〜2分で完了するので、仕事の合間やリラックスタイムに気軽に取り入れてみてください。

① 睛明(せいめい)
場所
目頭と鼻の付け根のくぼみ。目の内側にあるツボです。
押し方
人差し指の腹でやさしく押します。5秒押して、ゆっくりゆるめる。これを3回繰り返します。
効果
目の疲れ、かすみ、目の重さに効果的。パソコン作業で目が疲れたときに、まず触れたいツボです。
② 攅竹(さんちく)
場所
眉毛の内側、眉頭のくぼみ。
押し方
親指または人差し指の腹を使って、小さな円を描くように10秒ほどゆっくりマッサージします。
効果
目の奥の疲れや、眉間のこりに。「目の奥が重い」と感じるときに特におすすめです。
③ 魚腰(ぎょよう)
場所
眉毛の中央あたり、眉山のやや下のくぼみ。
押し方
指の腹で軽くプッシュ。呼吸に合わせてゆっくり5回押します。
効果
目の重だるさや、集中力の低下を感じたときに。リフレッシュしたいときにもぴったりです。
④ 太陽(たいよう)
場所
こめかみの少しくぼんだ部分。目尻と眉尻の間あたりから、やや後ろに指をずらした位置です。
押し方
円を描くようにゆっくりマッサージ。10〜15秒かけて、じんわりと圧をかけます。
効果
目の疲れだけでなく、頭全体のリフレッシュにもつながります。頭がぼんやりしているときに特におすすめ。
⑤ 承泣(しょうきゅう)※軽めに
場所
黒目の真下、目の下の骨のふち。
押し方
ここは特にデリケートな部分なので、押すというよりも”触れる程度”で。深呼吸しながら5秒ほど軽く触れます。
効果
目の下の疲れ感やむくみ感に。夕方の目の下のどんよりが気になるときに。
効果を高めるコツ
ツボ押しマッサージは、やり方次第でさらに効果を高めることができます。
まず、目を閉じて行うこと。目を閉じることで、視覚情報が遮断され、リラックスしやすくなります。
そして、深呼吸しながら行うこと。息を吐くときに指圧を加えると、自然と力が抜けていきます。
さらに、可能であれば温かいタオルを首に当てるとより効果的。首が温まると、目への血流もよくなり、疲れがほぐれやすくなります。
夜に行う場合は、照明を少し落とすだけでも目への刺激が減り、リラックスしやすくなりますよ。
こんなタイミングにおすすめ
疲れ目ケアは、どんなタイミングで行っても構いませんが、特におすすめのタイミングをいくつかご紹介します。
PC作業の合間に、こまめに取り入れる。1時間に1回、1分だけでも効果があります。
夕方、集中力が落ちてきたときに。「もうひと踏ん張りしたい」というときの切り替えにもぴったり。
スマホを見すぎた夜に、ベッドに入る前の習慣として。
目が重くて眠りにくいときにも、ツボ押しで目の周りの緊張をゆるめることで、自然と眠りやすくなることがあります。
やりすぎ注意|目のケアで気をつけたいこと
どんなに気持ちよくても、やりすぎは逆効果です。
長時間続けない。
1〜2分で十分です。「もっとやりたい」と思うくらいでやめておくのが、続けるコツでもあります。
強く押さない。
目の周りはデリケートな部分。「痛い」と感じるほどの力は必要ありません。
目に違和感があるときは中止すること。
目が赤い、痛みがある、視界に異常を感じるときは、無理に行わず、必要に応じて眼科を受診しましょう。
「少し軽くなった」で止めるのが、毎日続けるための秘訣です。
まとめ
PC作業による疲れ目は、目の周りの筋肉と巡りをやさしく整えることで、驚くほど軽くなります。
ポイントは、強く押さないこと、呼吸と一緒に行うこと、そして短時間でOKということ。
今日の作業の合間に、ほんの1〜2分だけ、自分の目をいたわる時間をつくってみてください。目が軽くなると、視界だけでなく、気持ちまで明るくなっていくことに気づくはずです。
目の疲れは、がんばりすぎのサイン。数分手を止めて、目に触れるだけでも十分なケアになります。今日もたくさん見てくれた目に、「ありがとう」を伝えてあげてくださいね。

