胃もたれ気味な日こそ、“アーユルヴェーダ的”養生スープ|消化力をやさしく整えるレシピ

“アーユルヴェーダ的”養生スープ 食べる(FOOD)
Illustration by Iris / Karada Cafe

「なんとなく胃が重い」「食べすぎたかも…」
そんな日には、からだの内側から整えてくれる“やさしいスープ”を。

今回は、インドの伝統医学アーユルヴェーダの考え方をベースにした、
**「消化力(アグニ)を整えるスープ」**をご紹介します。

ポイントは、スパイスの使い方・食材の組み合わせ・調理の温度感
心も体もゆるっと癒される養生レシピを、ぜひ朝や夜の一杯にどうぞ🍲

アーユルヴェーダで大切にされる「消化力=アグニ」とは?

アーユルヴェーダでは、健康の鍵は“消化力(アグニ)”にあるとされています。

  • 食べたものをきちんと“消化・吸収・代謝”できる力
  • アグニが弱ると、未消化物(アーマ)がたまり、体調不良の原因に
  • 特に季節の変わり目や疲労時は、アグニが低下しやすい

👉 胃腸にやさしく、消化をサポートするスープでアグニを整えましょう🌿

【1】“クミン香る”やさしい豆スープ|ヴァータ・ピッタに◎

📝ギー(Ghee)とは?
ギーは、バターから水分やたんぱく質を取り除いた**“純粋な油脂”**で、インドでは「アーユルヴェーダの万能オイル」として古くから使われてきました。最近では、より栄養価の高い「グラスフェッドギー(Grass-fed Ghee)」も注目されています。
加熱に強く、香ばしくてまろやかな風味があり、胃腸にやさしいのが特長。
市販でも手に入り、バターの代わりとしても使えるオイルです。

🌿材料(2人分)

  • レンズ豆(または緑豆):1/2カップ
  • クミンシード:小さじ1
  • 生姜(すりおろし):小さじ1
  • ターメリック:少々
  • 塩・水・ギー(またはごま油)

🍲作り方

  1. 鍋にギーを温め、クミン・生姜・ターメリックを炒める
  2. 豆と水を加え、柔らかくなるまで煮る
  3. 塩で味を調えたら完成!

👉 豆はたんぱく源でありながら消化にやさしく、スパイスが胃をサポート。

【2】胃が疲れた日の“にんじんポタージュ”|カファ・ヴァータに◎

🥕材料

  • にんじん:1本(薄切り)
  • 玉ねぎ:1/4個
  • クミンパウダー・コリアンダー少々
  • 塩・ギー・水・豆乳 or アーモンドミルク

🍲作り方

  1. ギーで玉ねぎとにんじんを炒める
  2. スパイス・水を加え、柔らかくなるまで煮る
  3. ブレンダーでなめらかにし、豆乳を加えて温め直す

👉 やさしい甘さとあたたかみで、胃も心もふんわりほぐれる味わい。

【3】“トマト×生姜”のアグニブーストスープ|ピッタにおすすめ

🍅材料

  • トマト:1個(ざく切り or ピューレ)
  • 生姜:スライス2〜3枚
  • 黒こしょう・クミンパウダー
  • 塩・水・ギー(またはオリーブオイル)

🍲作り方

  1. ギーで生姜とスパイスを炒める
  2. トマト・水を加えて弱火で煮込む
  3. 味をととのえ、こし器でなめらかにしても◎

👉 アグニを刺激する“ピリっと温活系”。冷えやむくみが気になる朝にもおすすめ。

📝Iris的おすすめ飲み方&アレンジ

  • 食前:1杯だけ飲んでから休む or 食べる
  • 朝:軽めの朝食がわりに
  • 夜:胃にやさしい食事としてスープだけの日も◎
  • 作り置き:2〜3日分つくって、温め直しながら楽しむ

👉 飲むだけで**「ちょっと元気になれた気がする」**そんなお守りスープとして◎

💬 Irisのひとこと|「あたためて、整える。スープはやさしい味方」

スープって、かんたんで、あたたかくて、栄養もあって。
消化が疲れているときほど、シンプルなスープがごちそうになります。

今日のあなたにちょうどいい一杯を、
ゆっくり、やさしく、味わってみてくださいね🍲🌿

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