エクササイズやストレッチをしているとき、
「今、息をとめてたかも?」
と感じたことはありませんか。
動画を見ながら動いたり、フォームを意識したり、数を数えたり。
とくに、初めてやるエクササイズや、少し難しい動きでは、頭の中がいっぱいいっぱいになりやすく、気づいたら呼吸が止まっている、ということがよくあります。
でも、エクササイズにおいて、呼吸はとても大切な要素です。
正しいフォームや回数よりも先に、まずは「呼吸を止めないこと」。
それだけで、体の感じ方は大きく変わります。
エクササイズ中、呼吸は止まりやすい
呼吸が止まってしまうのは、意志が弱いからでも、センスがないからでもありません。
初めての動きや慣れていないエクササイズでは、
- どこを動かしているのか
- 合っているのか
- これで正解なのか
考えることが一気に増えます。
その結果、体より先に「頭」がフル稼働してしまい、呼吸は後回しになりがちです。
これは、とても自然な反応です。
呼吸を止めると、体と筋肉はどうなる?
呼吸を止めると、体は無意識に「緊張モード」に入ります。
肩がすくんだり、お腹が固まったり、全身に力が入りやすくなります。
この状態では、
- 伸ばしたい筋肉が伸びにくい
- 使いたい筋肉がうまく働かない
- 動きがぎこちなくなる
といったことが起こりやすくなります。
呼吸を止める=体も筋肉も固まる という状態です。
せっかくエクササイズをしていても、鍛えたい部分が固まってしまっていては、効果を感じにくくなってしまいます。
迷ったら「吸う」より「吐く」
エクササイズ中に呼吸で迷ったら、まずは「吐く」ことを思い出してみてください。息を吐けば、そのあと必ず息は入ってきます。
「吸わなきゃ」と意識するより、「吐こう」と意識したほうが、呼吸は自然につながりやすくなります。
とくに、動きが止まってしまったときや、力が入りすぎていると感じたときは、一度、ふーっと息を吐いてみてください。それだけで、体が少し動きやすくなることがあります。
ストレッチのときの呼吸の考え方
ストレッチでは、
伸ばしているとき・ゆるめているときに吐く
というのが、基本的な考え方です。
息を吐くことで、
- 体の緊張が抜けやすくなる
- 伸ばしている部分がゆるみやすくなる
- 呼吸と一緒にリリースする感覚が出やすくなる
といった変化が起こります。
無理に伸ばそうとせず、吐く息に合わせて、じんわり広げていく。
それだけで、ストレッチの心地よさは変わってきます。
筋トレのときの呼吸の考え方
筋トレの場合は、
負荷がかかるとき・いちばん力を使う場面で吐く
というのが、基本です。
たとえば、
- 体を持ち上げる
- 押す・引く
- 耐える
こうした場面で、息を吐きます。
息を吐くことで、
- 体幹が安定しやすくなる
- 力が入りやすくなる
- 動きがスムーズになりやすい
と感じる人も多いです。
ただし、
「絶対にこのタイミングでなければいけない」
というわけではありません。
呼吸のタイミングは、トレーニングごとに違うこともある
エクササイズやトレーニングのやり方によっては、呼吸のタイミングが違う場合もあります。
指導動画やレッスンで
「このタイミングで吐いてください」
と言われることもあるでしょう。
その場合は、まずは言われた通りにやってみてくださいね。
でも、途中で混乱してしまったら、一度、呼吸のタイミングを頭から消してしまっても大丈夫です。
いちばん大切なのは「呼吸を止めないこと」
正しいタイミングよりも、きれいなフォームよりも、呼吸をしていることのほうが大切です。
もし迷ったら、
- エクササイズが苦しくなりすぎていないか
- 動きが止まっていないか
- 呼吸が浅くなっていないか
そんなふうに、自分の体の感覚に戻ってみてください。
呼吸は、体の状態を教えてくれるサインでもあります。
迷ったら「気持ちいいかどうか」に戻る
呼吸で迷ったときの、いちばんシンプルな答えはこれです。
エクササイズが、気持ちよく続けられているか。
もし、
- 苦しい
- きついだけ
- 早く終わらせたい
と感じているなら、呼吸が止まっている可能性があります。
反対に、
- 動きやすい
- 体が自然に動く
- 呼吸が続いている
そんな感覚があれば、呼吸は大きく間違っていません。
呼吸がわからなくなるときは、たいてい、頭が先に動いています。
少し息を吐いて、
「今の動き、苦しくないかな」
と、からだに聞いてみてください。
呼吸を続けられることを大切に。




