寒さが深まる季節、気づくと手足が冷えて肩や背中までこわばっていませんか?
からだの「めぐり」が滞ると、冷えだけでなく、むくみ・だるさ・眠りの浅さにもつながります。
そんなときにおすすめなのが、アーユルヴェーダの知恵を取り入れた“温めて流すセルフマッサージ”。
オイルとホットタオルを使って、からだをじんわり温めながら、めぐりを整えていきましょう。
冷えやだるさは“めぐり”のサイン
冬になると、気温の低下とともに血管が収縮し、血流が滞りやすくなります。
特にデスクワークやストレスが多い人は、肩や背中の筋肉がかたまりがち。
アーユルヴェーダでは、こうした「めぐりの停滞」をヴァータ(風)の乱れと考えます。
体の乾燥・冷え・緊張をやわらげるには、オイルで“温めて潤す”ケアが効果的です。
“温めて流す”アーユルヴェーダ流セルフマッサージとは?
アーユルヴェーダで行われるセルフオイルマッサージ「アビヤンガ」は、
体にオイルをなじませて血流とリンパの流れを促すケア法。
今回紹介するのは、**現代のライフスタイルに合わせた“温活アレンジ版”**です。
ホットタオルを加えることで、短時間でもしっかり温まるのがポイント。
夜はリラックス、朝はスイッチオンのケアとして使い分けることができます。
冬におすすめのオイル3選
● ごま油(セサミオイル)
アーユルヴェーダの定番オイル。
体を芯から温め、乾燥を防ぎながら代謝を高めてくれます。
冷え性の人や夜のケアにおすすめ。
● アーモンドオイル
ビタミンEが豊富で、肌をやわらかく保つ効果。
香りも軽やかで朝のマッサージにぴったり。
● ココナッツオイル
軽めのテクスチャーで肌なじみ◎。
朝のケアや、オフィスで乾燥を感じたときの部分使いにも。

からだにそっとなじむ。アーユルヴェーダのオイル時間
肩や脚にそっと塗るだけで、からだがふわっとゆるむ🪔 アーユルヴェーダのセルフケア“アビヤンガ”におすすめのオイルを集めました♡香りも使い心地も◎
実践!“オイル+ホットタオル”で温めて流すセルフマッサージ
Step1|オイルを手に温める
手のひらにオイルを数滴取り、両手で軽くこすって温めます。
「これから自分をケアする時間」と意識を向けながらスタート。
Step2|手・足・お腹の“3ポイント”を中心に
① 手: 手首からひじに向かって、円を描くようにマッサージ。
冷えやすい指先を軽く揉みながら、じんわり温めます。
② 足: 足首からふくらはぎに向かって、下から上へなで上げる。
太ももは両手で包むようにして圧を加えながらほぐします。
③ お腹: みぞおちから下腹部に向けて“の”の字を描くように。
内臓をやさしく刺激することで、消化や腸の動きをサポート。
Step3|ホットタオルで温めて浸透
40℃前後の蒸しタオルをマッサージした部位に当て、1〜2分キープ。
オイルの成分が角質層まで浸透し、からだ全体がぽかぽかに。
→ 夜は寝る前に全身、朝は手足だけの“時短版”でもOKです。
続けるコツ|香り×音で“心も温める”
- アロマをプラス(サンダルウッド・マジョラム・ヒノキなど)
- やわらかい音楽を流してリズムに合わせて動かす
- タオルやパジャマも温めておくと、癒し効果が倍増
小さな工夫で、「自分を大切にする時間」が自然と続きます。
習慣にしたい“夜の温活ルーティン”
- お風呂で体を温める
- オイルマッサージでめぐりを促す
- ホットタオルで浸透させる
- ハーブティーで水分補給
この流れを10分で行うだけでも、体の軽さと眠りの深さが変わります。
まとめ
冬の冷えやだるさは、“からだの声”を整えるサイン。
オイルとホットタオルのぬくもりで、
めぐりが整い、心までやさしくほぐれていく感覚を楽しんでみてください。
💬 Irisのひとこと|“温めて流す”で、冬のわたしを軽くする
冷えを感じたときこそ、オイルで自分を包みましょう。
体が温まると、心もふっと軽くなります🪷









