「何を食べるか」よりも、「どう食べるか」が大事。
アーユルヴェーダでは、“消化力(アグニ)”が心とからだのバランスを左右すると考えられています。
たとえ体にいいものを食べていても、消化されなければ“未消化物(アーマ)”となって体内に蓄積され、不調の原因に。
だからこそ大切なのが、日々の「食べ方の整え方」。
今回は、消化の火「アグニ」を元気に保つための習慣をやさしくご紹介します🌿
🔥アグニってなに?
アグニ(Agni)とは、サンスクリット語で“火”の意味。
ここでは「消化・代謝の火」として使われ、アーユルヴェーダにおける健康の要とされています。
アグニが乱れると…
- 消化不良・便秘・下痢
- むくみ・吹き出物
- イライラ・不眠 など
反対に、アグニが整っていると、心もからだも軽やかに過ごせるのです✨
食事で整える!アーユルヴェーダ的「消化力アップ」のコツ
① 温かくて消化しやすいものを選ぶ
アグニをサポートする基本は、「温かい・軽い・やさしい」。
🌿おすすめ:
・温野菜・スープ
・キチュリ(豆と米の消化に良い煮込み)
・スパイス入りの白湯
冷たいもの・生野菜・揚げ物は控えめに。
② お腹がすいたときに食べる
「お腹が空いていないのに時間だから食べる」
これ、アグニにとっては大きな負担に。
🌿アグニにやさしい習慣:
- 空腹感を感じてから食べる
- 間食は控えめに(特に重い甘いもの)
③ 食事中は“ながら食べ”をやめる
TV、スマホ、SNS……
ついながらで食べてしまうけれど、意識が分散すると消化力も弱まります。
🌿おすすめ:
- 一口ずつよく噛んで食べる
- 食事のときは「食べること」だけに集中する
④ 昼をメイン、夜は軽めに
アーユルヴェーダでは、太陽の高さ=アグニの強さと考えます。
つまり、正午が一番アグニが活発!
🌿理想の食事バランス:
- 朝:軽め(フルーツ・白湯・温かい飲み物など)
- 昼:しっかり(主菜・副菜バランスよく)
- 夜:軽め(スープや煮込みなど)
⑤ 食後に白湯 or スパイスティーで整える
食後の飲み物にもひと工夫。冷たい水より、白湯やハーブティーでアグニをサポート。
🌿おすすめのスパイス:
- クミン(消化促進)
- コリアンダー(デトックス)
- フェンネル(お腹のガスに)
💬 Irisのひとこと|食べ方は「自分へのやさしさ」
忙しいと、つい“詰め込むように”食べてしまうけれど、
食事は「わたしを作る大切な時間」。
アーユルヴェーダの食べ方は、とてもシンプルで実践しやすいものばかり。
ちょっとだけ意識を変えるだけで、心もお腹もすっきり軽くなりますよ♡
📝おわりに
※この記事では、アーユルヴェーダの基礎的な知識や生活習慣をベースに、
Irisが日々のセルフケアとして実践している内容をやさしくまとめています。
医療行為や体質診断を目的としたものではありません。
「なんだか心地よさそう」「試してみたい」と感じたものがあれば、ぜひご自身の体調や生活リズムに合わせて取り入れてみてくださいね🌿
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